2014年 柴燈大護摩大祭の記録写真集
瑞光院開山60周年奉祝・柴燈大護摩大祭は、大勢の御参詣をいただき、去る平成26年11月16日(日)午後1時から、盛大に執り行うことができました。
出仕の行者方はもとより、日頃よりお世話をいただいております篤信の方々には、準備の段階から片付けにいたるまで、力を惜しまぬ御協力をいただきました。心より厚く御礼申し上げます。
ここに、大祭当日の様子を写真とともにご紹介いたします。
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道場荘厳
柴燈護摩道場にお祀りされている浪切不動明王です。大祭のはじまりを見守っておられます。
護摩と火渡り修行のため、何ヶ月も前から準備を重ねてまいりました。信者の方々の無私なる御協力もいただいて、会場全体の設営や、道場荘厳がなされました。
御宝前の荘厳。たくさんのお供えと、御祈祷する御札や御幣も祀られています。
道場ならびに護摩壇の設えの様子です。
進列・入道場
瑞光院のすぐ隣にある大文字温泉を集会所として使わせていただきました。
先ずそこにお祀りされている「矢留鬼不動堂」において御法楽。つづいて瑞光院本堂に向けて行道を開始しました。
本堂前においてご本尊浪切不動明王に御法楽を捧げ柴燈護摩道場へ進列。
道場に入るのに先立ち、宝剣先達が宝剣をもって結界を切りました。
入道場の様子。
神供壇御法楽
柴燈大護摩供修行に先立ち、この山を守護されている龍神様をはじめ諸天善神に御法楽を捧げました。
先ず、二礼・二拍手・一礼。
つづいて修祓。祓詞が奏上され、全員低頭してお祓いを受けました。
そして龍神祝詞、般若心経、諸真言をお唱えしました。
山主挨拶
修行祈念のまえに、柴燈護摩大祇師をつとめる鹿ヶ谷山瑞光院・松尾祥雄住職が挨拶。
早くも感極まって、思わず感涙。(;д;)
神斧の大事
開白の法螺貝が立てられて修行がはじまります。
先ずは力のこもった神斧の作法。
大木をなぎ倒し、煩悩を断って魔を払う修行です。
法弓
東・南・西・北・中央・鬼門の六方向に矢を放つ法弓。
道場の守護を願い、結界する作法です。矢を取った人は、破魔矢として持ち帰ることができます。
宝剣
修験者が携える刀は不動明王の利剣。護摩壇に向かって「光」の文字を切り、壇上を清めます。
宝剣の写真がもっとあれば良かったのですが…。
願文
法会の趣意を述べ、所願成就を祈念する願文の奉読。点火師は松明を交叉させて捧げ持ちます。
読み上げられた願文は、元のように巻いてたたまれます。
点火
灯明から松明に火をいただきます。
松明を高く掲げての点火作法です。
護摩壇の火口に松明を差し入れ、瞬く間に煙が立ち上り、辺りは一瞬真っ暗になりました。
ここで大祇師は転座着床し修法され、一同は般若心経や不動明王の慈救咒などを唱えはじめます。
燃えさかる大護摩の火焔です。
御祈念・添え護摩
大祇師の手で特別祈祷の御祈念がなされました。
行者の手で添え護摩木が御祈念され、護摩壇の中へ投じられました。
火渡り
不動明王の火生三昧の境地に入って、まだ火焔が燃えさかる火床を渡ります。
信者さんたちの祈祷札を抱えて火渡り。
一般信者、老若男女も、多くの方が火渡りを修行されました。
修行を終えて
無事に修行を終えて、行者たちの記念写真です。
しかし、ここには写っていませんが、この法会を献身的に支えてくださった多くの方々のご協力がありました。重ねて厚く御礼申し上げます。
2014年 柴燈大護摩大祭 動画ダイジェスト
映像記録をお願いした、"Sunny Side Film" の下岡丈人さんが、DVD Videoのほかに、ダイジェスト版を作ってくださいました。とても綺麗で格好いいビデオです。
2014年 柴燈大護摩大祭 京都新聞報道記事
大祭当日、京都新聞社の記者の方が取材に来られ、翌日の朝刊に記事が報じられました。記事の切り抜きも是非ご覧ください。
※掲載には京都新聞社の許諾を受けています。
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